こんにちは!愛知県名古屋の栄で「おしゃべりBAR」を経営している店長の木下翔平です。こちらのバーは、「日本一敷居が低いバー」をコンセプトに年中無休で営業しています。
「おしゃべりBAR」に来るお客さんのなかには人見知りだけど友達が欲しい人も多いです。
だからこそ、お店に来てくれた人には全力で他のお客さんと繋げる自信があります。
また、「おしゃべりBAR」にはお客さんがイベントを開催する一日店長というシステムを取り入れており、お客さんの自己表現の場として人気です。
実際にイベントを開催した人からは「初めて他の誰かに自分の料理を食べてもらえて嬉しかった!」という声もあります。
今回は、「おしゃべりBAR」を盛り上げるために全国展開したいという想いから、こちらのクラウドファンディングに参加させて頂きました
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僕は三重県鈴鹿市出身で前職は7年間、製造業で働いていました。
1年前にご縁を頂き、名古屋の栄で「おしゃべりBAR」を経営しています。一見、お店を経営しているだけで凄い!と思う方も多いかもしれませんが、昔の僕はまったく仕事ができない人間でした。
家族からは日常的に僕の存在を否定され、家では家事もさせてもらえず、自分に自信を持てなくなった結果、社会に出てからもイジメに合いました。
実家は母子家庭で、親からは自分で稼いだお金を管理されていたため、僕が33歳の時に人生で初めて銀行のキャッシュカードの使い方を覚えたほどです。
そんな人生を送っていた僕はいつの間にか「こんな否定されるような世界ではなくて、逆の世界はないのかな」と思うようになり、「おしゃべりBAR」のコンセプトである「やさしい世界」を作ることを決意しました。
この様に想うようになったきっかけは、フィリピン人の友達です。
当時の僕は極度の人見知りで人と対面したときでさえ、目を合わせられないくらいコミュ障でした。
毎日、家と会社の往復だけだったので、休日には昼前まで寝ては近くのスーパーで安いワインを買い、録画したテレビ番組を観るだけで時間が過ぎていく生活。会社にいるときも、休み時間はトイレでご飯を食べていたくらい誰とも話しませんでした。
そんな自堕落な生活を送っていたある日、僕が29歳の時に人生の転機がやってきました。
世間では外国人労働者を日本企業に受け入れる流れになり、僕の会社でも50人のフィリピン人を雇い始めたのですが、なぜか僕が彼らの教育係に任命されることに。
その時に人生で初めて外国人の方と触れ合うことになり、彼らの行動には驚かされるばかりでした。
たとえば上司から残業を頼まれても「このお金で明日パーティーしようぜ!」と言いながら楽しんで仕事する姿が新鮮で、見ている僕まで楽しくなって。
フィリピン人たちとの会社生活は1年続きましたが、僕は別の工場に転勤することになり、彼らも母国に帰ることになったので、会えなくなりました。
急に寂しさを感じ始めた僕は「自分が明るくなれば1人でも楽しくなる」と思い、まずは友達を作るために交流会に行くことに。
しかし、交流会に行くとビジネスの勧誘ばかりで友達も作れずに悩み、Googleで「友達ができる場所」を検索すると、「日本一友達ができる旅バー」を見つけました。
実際に行くと本当に友達ができ始め、2か月に1回の頻度で通っているうちに、ある時にオーナーを紹介してもらうことになりました。
そのオーナーこそ「おしゃべりBAR」の共同経営者の藤井洋輔です。
彼はバーの経営歴が長く、何度か関わっていくうちに僕と共通点が多いことがわかりました。
たとえば、もともと警察官志望だったり、人を笑わせることが好きなところが共通していたことから、すぐに意気投合。
彼からは1年間ずっと「一緒にバーをやろうぜ!」と誘われ続けていましたが、僕は未経験のことで不安を感じていたので断り続けていました。
それからようやく一歩を踏み出して開業準備を始めましたが、あまりにもタスクが多すぎて心が折れてしまい、「やっぱり辞める」と彼に相談。
洋輔からは「翔平は何もしなくていい」と言われ、今まで悩んでいたことが吹っ切れ、「もう悩むのはやめて、自分の好きなことを全力でやり切って、最後は笑顔で終わろう」と覚悟を決めました。
だからこそ、何があっても怖くなくなったので、今では不安もありません。
それからは「おしゃべりBAR」を開業して1周年が経ちます。
僕には「おしゃべりBAR」を通じて、1人でも多くの人のために「やさしい世界」を実現させる夢があります。
「1人1人の夢を全力で応援するやさしい世界」
これから全国展開に向けて、日々営業活動に取り組んでいますが、まだまだ力不足です。
皆さんと一緒にお互いを認め合える「やさしい世界」を作るために、応援をよろしくお願いいたします!